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国際グラフ:今日は秋野太作さんと色々なお話をお伺いできればと思います。よろしくお願いします。
和家:こちらこそ、よろしくお願いします。
秋野:ハッチポッチクラブ立ち上げのきっかけは?
和家:そうですね。ちょっと昔に戻りますが、昔から英語が大好きで、中学2年の時に学校にALT(Assistant
Language Teacher)という外国人の先生が来たりしますよね?その時に 学級担任の先生が「外国人の先生が来たとき、隣で一緒に給食を食べたり接待をしてくれる人?」っていう質問があったんですよ。それで間髪いれず「はい!やります!」みたいな感じで積極的に手を上げてましたね。外国人とコミュニケーションするのがワクワクするはずなのに、みんなどうして積極的に出ないのかなって思いましたね。人生、積極的に動いたモンがちですよね?逆にラッキー!みたいな感じでした。それで当日、外国人の先生を職員室に行って教室まで案内しました。給食の時間、僕と先生を囲む形でその時クラスは「し〜ん」としてましたよね。それで片言の英語でコミュニケーションしたんだと思うんですが、何しゃべったのかは記憶にありません(笑)。それが外国人との初のコミュニケーションでした。このワクワクをイロンな人に感じ取ってもらいたい!っていうのがそもそものきっかけですよね。とにかく、その時の体験が立ち上げに間接的に、つながってると思います。
秋野:単なる勉強としての英語とか英会話ではなく、まずは外国の方と触れ合うっていうこと?
和家:そうですね。その頃に外国人とコミュニケーションする楽しさを知ってということですよね。もうそこで、英語に関して完全に火がついたって感じですね。
秋野:英語の成績は良かったんですか?
和家:中学時代は良かったんですが、高校に入って急に英語が難しくなって学年で最下位になり、その時にまた一念発起して頑張りましたね。それからはずっと英語を続けてますね。
秋野: 海外経験は?
和家:アメリカに半年くらい語学留学という形で。
秋野:大学を出てからは?
和家:学習塾で中学生とか高校生に英語を教えたりしてました。その間に起業資金を少しずつ貯める感じで。あと、起業の1年ぐらい前からちょっとずつ構想を練ってたんですよ。それを何かノートに少しずつ書き込んでいって、まとめていって、、もう立ち上げの半年ぐらい前には事業計画書がほぼ完成段階になって、うちの兄貴が経営とかマーケティングに詳しかったので東京にすぐに送りまして。チェックしてもらうと、すぐにダメ出しが帰って来て。(全員大爆笑)
秋野:松山市には他にも大手の英会話スクールがある中で「ハッチポッチクラブ」さんの「こだわり」とか「特徴」とかは?
和家:やっぱり、一番は“アットホーム”ですね。アットホームな雰囲気で楽しく英語を学んでいただくってことです。もう1つは、“リーズナブルな授業料”でしょうか?最後は“日本人によるフォローシステムですね。”外国人講師によるレッスンでフリートークでは外国人の隣に座って、言ってることを簡単にまとめたり、あと生徒さんが困ってる時にフォローさせていただくシステムですね。愛媛県松山市ではオンリーワンの英会話スクールだと自負しています。
秋野:ハッチポッチってどういう意味?
和家:本来は“寄せ集め”とか“ごたまぜ”っていう意味ですよね。
秋野:なんかTV番組にもあるよね?(全員大爆笑)
和家:それとはちょっと違うんですが(笑)、様々な人がいろいろなカラー(個性)を持っていると思うんですけど、そうしたイロンな人が1つの場所(クラブ)に集まって、楽しくアットホームに英語を学んでいけるような空間を提供できたらな、というのがコンセプトですね。
秋野:教えてる英語の内容は?
和家:そうですね。日常英会話とか海外旅行で使う英会話からTOEIC(トーイック)などの資格英語や高校生向けの英語ですね。あと、オプションで外国人講師による無料の英会話レッスンが付いてるんですね。実践の場を積極的に提供して、外国人とのコミュニケーションを楽しんでいただいています。他にも国際交流パーティー(外国人参加パーティー)を主催しますので積極的に参加してもらってます。とにかく無料オプション充実させて、生徒さんに満足していただけるようなサービスを提供してます。
秋野:スタートは順調でした?
和家:厳しかったですね。とにかくもう、生徒さんが集まらない!誰も来ない!ってことですよね。立ち上げた当初はお金が限られていたのでプリンターとか使って自分でチラシを5000部作ったんですよ。それをお金が無かったんで、自分で歩いて5000世帯歩いて配りましたよ。それで、問い合わせがゼロでした!(全員大爆笑)もうホント、どれだけ配っても、誰からも無視される、誰も興味を持ってくれない。これが、非常に苦しかったですね。そんな状態でしたね。
秋野:海外旅行とか語学留学をしたいんだけど、勇気がない!っていう方もこうした場所で外国人と交流できるし、国際交流の場になるじゃないですか?これは生徒さんにとっても安心できるし嬉しいですよね?
和家:そうですね。海外に行く前に実践練習しといて、向こうに行っても外国人の言ってること分かるぞ!っていうスタンスを取るのが理想だと思います。自分の場合もそうでしたし。
秋野: 生徒さんに対して心掛けてることは?
和家: とにかく楽しく授業を受けてもらいたいですね。笑いのある授業をしたりとか。モチベーションを高めるっていうのは難しいことですよね。何とかモチベーションを高めてもらえるようなレッスンを心掛けてます。
秋野: 外国人との交流もあるし、ここに来たらずっと通いたくなるんじゃないですか?
和家:そうですね。でも、1ヶ月でやめていく人もいますよ(笑)。その時ちょっとツラいですよね。涙・みたいな。(全員大爆笑)
秋野:語学ってのは長い時間かかるし、奥深いよね。表面的なものから奥深いものまでイロイロあるよね。あなた自身も勉強中だろうし、教える立場ではあっても。やっぱりネイティブと同じレベルで話すってのは難しい。日本語でも英語でも複雑な会話になると難しい単語も出てくるし。政治とか経済、哲学になるとホント難しくなってくるし。プロであっても、一生勉強だよね。まずは海外旅行で使う英語かな。1人で旅行行って帰ってくる程度のものを身に付けると結構楽しくなる。片言でもいいから海外旅行楽しめたら1つのレベルかな。あと、日常会話できるレベル、最後は専門的なレベルまでイロンな段階があるよね。みんな求めてるレベル違うだろうし。いろいろあって面白いですよね。アメリカ人とイギリス人でも違うし、黒人がしゃべってる(アメリカ南部の英語)ものも全然違うでしょ。あのラップっていうの?あとオーストラリアの英語とか。
和家:ラップのモノマネとか得意なんですよ。やりましょうか?(全員大爆笑)
秋野:とにかくイロイロな英語があるよね。
和家:そうですね。イロイロな英語があるし、みんなそれぞれ学ぶ英語は違いますね。
秋野:今後の夢とか目標は?
和家:まずは、より多くの人にハッチポッチクラブの名前を知っていただきたいですよね。
まだまだ、ちっぽけな松山の英会話スクールですが、頑張って規模を大きくしていければなと思います。
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<俳優・秋野太作氏プロフィール>
本名 津坂匡章(つさか まさあき)
木下恵介劇場「記念樹」でテレビデビュー。
昭和43年頃より、テレビ版「男はつらいよ」などで地位を確立。
昭和47年、フリーとなる。以後、舞台、テレビ、CMなどで活躍。
シリアスな演技から、コメディまでこなす性格俳優。
昭和52年、芸名を本名から秋野太作に改める。
主な主演作品
テレビ
「なっちゃんの写真館」「必殺シリーズ」「エトロフ遥かなり」
「新、赤かぶ検事奮戦記シリーズ」「サラリーマン金太郎」
「3年B組金八先生」連続テレビ小説「こころ」
「ことぶき・ウォーズ」「いい旅、夢気分」他。
映画
「男はつらいよ」「免許がない」「お墓がない」
「滝蓮太郎物語」「サラリーマン金太郎」
「ホームスイートホーム」「恋人はスナイパー」「IZO」他 |
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